卒業生の声 有光 浩全さん

Graduate's Voice

鍋磨きも、講義も、クラスメイトとの思い出なども含めた色々な経験を大切にし、
一生懸命学んでほしいです。

ピッツェリア エ トラットリア「ダ・ボッチャーノ」店長
有光 浩全さん

調理師科1年制卒(1997年3月)

福岡県出身。高校卒業後、服部栄養専門学校調理師科に入学。卒業後、「日航ホテル福岡」勤務を経て、タケシカンパニー(現マルデナポリジャパン㈱)に入社し、在職中も国内外の店で修業を重ねた。現在、マルデナポリジャパン㈱統括調理部長 ピッツェリア エ トラットリア「ダ・ボッチャーノ」店長。

  • PIZZA WORLD CUP 2011「マルゲリータD.O.C」4位入賞
  • PIZZA WORLD CUP 2012「サポリ デル スッド」優勝
  • VIA TRIBUNALI 2012「ヴィア トリヴィナーリ」優勝

など輝かしい経歴を持つ有光さん。料理を志し現在のお仕事に就くまでの経緯をたっぷりと話していただきました。

PIZZA WORLD CUP 2012優勝の経緯を教えて下さい。

マルデナポリジャパン㈱の前身であるタケシカンパニー時代から、たびたびイタリア修行へ行かせていただきました。ある時、勤務先のオーナー夫妻から「きみはとても器用だから大会に出てみたら?」と言われて出場したのが2011年大会。4位入賞することができました。自分の悔しい気持ちと、会社からの「もう少しいけるんじゃないか」という期待もあり、翌年再チャレンジし、「マルゲリータ部門」で優勝を勝ち得ることができたんです。

初めは軽い気持ちで参加したこの大会でしたが、手厚くバックアップしてくれた会社に、恩返ししたいというある種の責任感を感じていたので、優勝できてすごくほっとした記憶があります。現在は今までの経験を活かし、統括調理部長として会社の持つ全17店舗におけるメニュー開発や後輩への技術指導に励んでいます。

ピザ職人を志したきっかけは?

実は、学生時代は日本料理を志望していたんです。といっても、「日本料理が向いている」と周囲から薦められて目指したという軽い気持ちでした。服部を卒業してすぐ、日航ホテル福岡の日本料理店へ就職しましたが、日本料理はとても繊細な世界でルールがきちんと決まっています。自分には向いていないと思いました。

イタリアンの道を選んだのは、もっと“シンプルに美味いものが作りたい”という昔からの想いが実現できそうだったからです。それに当時は、ピッツァを得意としているシェフがそこまで多くなかったので、会社のためにもイタリアンの中の何かに特化していくことがこれからの時代大事なんじゃないかなあと思ったからです。

はじめは日本料理を志していたとのことですが、昔から調理の道を目指していたのですか。

実家が結婚式場を営んでおり、物心がついたころから皿洗いや厨房の手伝いなどをしていて、料理人はとても身近な存在でした。そういう環境にいたせいか、漠然と料理の道に進みたいと思っていました。「日本料理がやりたい!」といった具体的なものはなく「美味いものを作りたい!」という想いだけがありました。

福岡県のご出身ですが、なぜ東京にある服部学園に進学を決めたのですか?

料理の道に進むと決めてから、色々調理師学校を調べました。実家の近くにも大きな調理師学校がありましたが、せっかく学ぶなら「日本を代表する調理師学校」へ行きたかったんです。当時から「料理の鉄人」などで知名度も高く、東京の親戚や知人に相談した時の服部の評判の良さにも背中を押され、服部を選びました。そして思いきって福岡から東京へ上京しました。

学園生活を通して

1年間の学園生活はとても良い思い出ばかりです。といっても、学生としてはまじめなほうではなく、よく先生に怒られていたことを思い出しますが。
学園で学んだことで一番役にたったことは“鍋磨きのスキル”です。就職後、先輩によくほめられました。服部の調理実習では、後片付けまで指導が行き届いているんです。磨いた鍋を先生にチェックしてもらい、合格した班からその時間を終えることができます。道具を丁寧に扱えることが、職場における印象を大きく変えると思います。

学生に向けてアドバイスをお願いいたします。

講義はもう少し真剣に聞いていれば良かったなあと感じます。特に厨房を統括する立場になった現在、調理を理論的に教える必要や、衛生面に対する意識については、講義で学ぶ範囲がかなり活きてくると思うんです。就職後にその必要性を痛感し、服部で学んだ教科書・ノートを実家から大量に取り寄せたことを思い出します。もちろん今でも大切に本棚に揃べてあります。

学校で学ぶことはすべてその先の料理人生に役に立ちます。鍋磨きも、講義も、クラスメイトとの思い出なども含めた色々な経験を大切にし、一生懸命学んでほしいです。

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