卒業生の声 千葉 壮之介さん

Graduate's Voice

いつかは故郷の新潟で
「自分の洋食店」を開きたい

株式会社エルガーハウス(エメ・ヴィベール)
千葉 壮之介さん

調理師科昼間卒(2007年3月)

東京都千代田区にある2つ星フレンチレストラン、エメ・ヴィベールで働いている千葉壮之介さんを訪ねました。千葉さんは2007年8月に入社して以来、厨房で野菜などの付合せ(ガルニ)を担当しています。エメ・ヴィベールや服部学園について色々お聞きしてきました。

現在の仕事

ガルニ(西洋料理の付合せ)セクションを先輩と担当しながら、野菜の仕入れ・在庫の管理も行っています。他のセクションの野菜もすべて管理しているので、ミスがあると一事が万事になるため、細心の注意を払いながら漏れのないようにがんばっています。

やりがいを感じるとき

仕込みを最初から最後まで一人でやり遂げた時には達成感があります。お客様と直接顔を合わせる事はないのですが、一つひとつ真心込めて丁寧に作っています。マリアージュ(結婚式)の料理は、通常のディナーのガルニより野菜の範囲が広がり、自分の担当が増え、色々と経験できるので充実しています。

将来の夢

日本だけに留まらず、いつかチャンスがあれば外国にも渡り色々なお店で修業をし、ゆくゆくは目標であり夢でもある生まれ育った新潟に戻り、自分の洋食店を持つことです。

服部学園の良かったところ

その1:かけがえのない友人ができたこと

クラスメートと1年間共に学びとても楽しかったです。学園では料理業界の同じ道を進むかけがえのない友人ができました。卒業した今でも、毎月必ず会う友人がいます。どんなに忙しくても、時間を見つけて会っているんです。お酒を飲みながらお互いの相談をしあったり、勉強も兼ね気になるお店に行ったりしています。

その2:再就職相談もすぐに対応してもらえました

卒業後に就職したお店を辞めた時に学校へ相談しに行きました。その場でエメ・ヴィベールの事を紹介され、翌日面接に行き、トントン拍子で次の仕事が決まりました。

その3:実習の授業内容も良かった。

1年間の実習で様々な事を学びました。西洋料理店での校外実習のとき働いた、そのお店のソースがとても手が込んでいて興味を持ちました。それが西洋料理の道に進んだきっかけになりました。そうそう、服部校長の授業のあと、ツーショットで写真を撮りました!(笑)

『ズルしないで』一生懸命がんばる!チャンスを拾うかは自分次第!

フレンチレストランのエメ・ヴィベールに伺い、総料理長である若月シェフにお話を伺いました。ミシュラン東京版で2年連続2つ星を獲得している高級フレンチですが、オープン当初から『お客さまに喜んでいただけるようなレストラン作り』を心がけていらっしゃるそうです。シェフの熱いお話をお聞きすることができました。

コンセプトはフランスの一軒家です。
フランスで食べている本当のフランス料理。日本にあるからと言って日本の食材を使ったり、日本人の口に合わせたりせず、本来のフランスにおける、フランスのレストランでいただく料理、空間づくりを心がけております。かつて私がフランスに訪れた時にいただいた本場の料理がとてもおいしいと思ました。それを表現できればと思っております。

料理は一人ではできません。パティシエやサービススタッフと共にチームとしてがんばって、はじめておいしい料理が生まれ、それをお客様に提供できると思っています。何よりもチームワークを大事にしています。エメ・ヴィベールは若いスタッフが多く、経験は少ないかもしれませんが、この職場にはチャンスはいくらでも転がっています。経験に関わらず、チャンスを拾えるかは本人次第。

このレストランで経験した1~2年間は、他のお店で経験する3~4年に相当する程、辛いこともたくさんありますが、たくさんの事を吸収できると思います。
ただ、どこに行っても辛いことはあります。それでも、めげずに頑張ってたくさん働くことを苦痛と思わなければ、近い将来にシェフになれると思います。
お客様においしいものを食べてもらいたいと思って作れば、自然とお客様に伝わるもの。ひとりでもズル(手を抜く)してしまうと、お客様に必ずわかってしまう。

服部学園卒業生には、バイタリティーがあります。高い目標を持って入ってくるので、結構厳しい業界で体力的にもハードだが、そういったことにもめげずに頑張っているところです。

株式会社エルガーハウス エメ・ヴィベール
総料理長 若月 稔章様

エメ・ヴィベール
  • 株式会社 エルガーハウス
  • 会社設立:1999年2月4日 / エメ・ヴィベール開業:2004年9月
  • 所在地:東京都千代田区二番町14-1
  • 社員数:50名

ミシュラン東京版にて2年連続2つ星獲得。
レストランのほか、ウエディングとしてご利用もいただけます。
目黒にある姉妹店【エルガーハウス】もございます。

取材班からみた千葉さん

言葉を飾らず、クールで言葉数の少ない千葉さんでしたが、とても輝いていて、その言葉の端々や話ぶりから、仕事への情熱や責任感が強く伝わってきました。誰よりも努力を惜しまず、一歩一歩着実に夢に向かって進もうとしている印象です。
新潟の洋食店で成長した千葉さんに会える日が待ち遠しいです。

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