卒業生の声 奥 万由子さん

Graduate's Voice

コンクールでの優勝が、
私の料理に対する可能性を広げてくれました。

学校法人服部学園 服部栄養専門学校
奥 万由子さん

調理師科1年卒(2012年3月)

2013年6月5日(土)、クラブプロスペール・モンタニエ 第32回「フランス料理最優秀見習い料理人選抜コンクール」が開催されました。
見事総合1位を獲得した、当校助手の「奥 万由子」さん。コンクール出場にあたっての苦労話や現仕事に就くまでの学生生活について色々と話を聞いてきました。

32eフランス料理最優秀見習い料理人選抜コンクールでの「総合1位」を獲得

「フランス料理最優秀見習い料理人選抜コンクール」とは、調理の現場で働いている25歳以下の料理人が対象とされるもので、約40人参加しました。課題と制限時間が決まっていて、その中で基本的な技術や段取り、見た目・味などを総合的に評価されます。そのコンクールで、総合1位と吉岡千賀子賞をいただきました。受賞した時は、とても嬉しく色々な方への感謝の気持ちでいっぱいになりました。

コンクール当日までの道のり

コンクールに出場が決まり、4月から約2か月間、毎日練習していたのですが、19:00頃までは通常の業務があるため、そのあと大体22:00位まで4~5時間くらいの時間を費やしました。先生や先輩が交替で練習を見て下さいました。厳しくもあり、暖かなフォローもして下さって、練習時は大変で辛い時もありましたが、すごく感謝しています。

また、コンクールでは技術だけじゃなく調理台の整頓や、開始前の手洗いなどの見本も審査の対象となります。これは普段の学生指導においても大事にしているので、体に染みついていたんだと思います。

服部学園で助手として働こうと思った理由

現在、服部学園で「調理実習助手」の仕事をしています。この仕事を希望した理由は、料理が好きだったから。そして、人と接する仕事が好きだったからです。もちろん、レストランやホテルなど、どんな仕事でも1人でする仕事はないと思うのですが、学園の助手という仕事なら、学生を指導したり、先生や業者の方、他のレストランで働いている料理人の方など、より色々な方と接することができると思ったんです。

一度就職活動もしましたが、たまたま面接にいったケーキ屋さんではスタッフが無言でケーキ作りに打ち込んでいて、あまりコミュニケーションを取る場面は少ないのかもしれないなと感じました。

「料理」に関わることができ、「人」とコミュニケーションを取りながら、仕事をしていけるこの仕事にとてもやりがいを感じています。

調理師を目指した理由

「料理」と「人」が好きだから服部学園で働こうと決めた奥さんは、どのような学生生活を送ったのですか?

小学生のころから料理をすることが大好きでした。家でレシピ本を見ながら、グラタンやケーキなど、結構凝ったものまで作っていた記憶があります。進路を選択する時期になり、自然と調理師になりたい!と思うようになっていました。大学を卒業してから専門学校へ通うことも考えましたが、4年早く社会に出られて料理の現場で技術も身に着けられると思い、専門学校の1年制コースへ進学することを決めました。

服部学園に決めた理由

学校選びは自分の目で色々な学校を見て比較しました。決め手は、充実した設備や整った環境、自宅からのアクセスの良さ、そしてなにより、対応してくれた先生や学生達の雰囲気がとても良かったことです。服部学園のオープンキャンパスに初めて参加した時に、「ここだ」と思いましたが、すごく楽しくて何度も行ってしまいました。

服部学園で学んだこと

学生時代には、本当に色々なことを学びました。調理師科の実習では、西洋・日本・中国・製菓製パンの全てのジャンルを学びます。最初のころは製菓の授業にしか興味がなかったのですが、様々な料理・食文化を学ぶうちに他の分野にも興味が湧いてきました。製菓のみを学んでいたら、発見できなかったこともたくさんあったと思うので、総合的に実習ができる調理師科を選んで良かったなあと思っています。

学園祭も、とても良い思い出です。私はお菓子のブースを担当だったのですが、ホールケーキのナッペ(スポンジに生クリームを塗る作業)をする作業を繰り返し実践でき、非常に技術が向上できたと思います。

これからの夢

最後に、これからの夢を聞かせてください。

コンクール優勝の賞品として、フランスで1ヶ月間研修をさせていただくことになりました。現地で本場のフレンチに触れることで、元々製菓希望の私がどのくらい西洋料理に惹きつけられるのか、今から研修が楽しみです。

助手になって2年目、やっと1年の流れが見えるようになってきました。まだまだ技術も知識も足りてはいないのですが、助手としての実践力を身に付けながら、後輩や学生へ教えられることは、しっかりと伝えていきたいと思います。

関口先生からお話しをうかがいました

フランス料理最優秀見習い料理人選抜コンクールは、クラブプロスペール・モンタニエ日本支部が主催する権威のある大会です。調理師学校からだけでなくホテルやレストランで働いている参加者も多く、フランス料理の道を進む者にとって、高いレベルで競い合える貴重な機会であるといえます。

当校からも毎年出場しており、練習から先輩がきちんとノウハウを伝承できるような体制を整え、学校一丸となって取り組んでいます。

今回彼女はまさに、学校を代表して戦ってくれたわけですが、当初は自信がなく、積極的な気持ちではなかったみたいです。遅い時間まで残って練習をしたり、様々なプレッシャーがあったり、つらく大変なこともあったと思います。
先輩達の熱心な指導や本人の努力で見事乗り切り、その結果、1位まで獲得してくれました。

私から見た勝因は、開始の挨拶や手洗いの徹底、机の上を常に清潔にするなど、料理人にとって基本的な心構えが身についていたからだと思います。また、持前の明るく、応援したくなる彼女の「人間性」が周囲の人々を惹きつけ、彼女自身を成長させていきました。

本大会の優勝賞品として、フランスでの研修をさせていただけるようです。当初は、「私で大丈夫かな」と自信のなかった彼女も、「学校の許す限りできるだけ長く研修に行かせてください」と言う程に、大会後は自信を得て生き生きとした印象になっていました。
1人の若い料理人がすこしずつ成長して行くさまを見ることができたことで、僕自身も色々と勉強させてもらったと思っています。

服部栄養専門学校 調理実習 西洋料理
関口 智幸

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