卒業生の声 富永 和夫さん

Graduate's Voice

年齢を重ね色々経験した今でも、
服部に行って良かったと
自信を持って言えます!

ジェルボー東京本店
富永 和夫さん

調理師科夜間部卒(1992年9月)

卒業後、ワインレストランに約6年間勤め、ワインと料理のマリアージュを学ぶ。その後、ウェディング併設のレストランやフレンチレストラン、アメリカンカフェ等、幅広い調理のジャンルで経験を積み、夜間部時代の同級生と共に経営も経験した。2012年5月 自らが理想とする“ほっとする料理”“おいしい料理”を求めてハンガリー料理の世界へ。ジェルボー東京本店で料理長を務める。

服部の調理師科夜間部を選んだ理由

高校を卒業して一度、出版関係の仕事に就きましたが、以前から好きだった調理に携わりたいという想いを諦めきれず、24歳の時に調理師科夜間部へ入学しました。

調理師学校への進学を考えていた時に、栄養士科の卒業生である母の友人から服部の話を聞き、この学校に興味を持ちました。しっかり自分の目でも検討し、充実した授業カリキュラム、プロ仕様の設備に魅力を感じたこと、家から近かったこともあり、服部に入学を決めました。

また、学費を稼ぎながら学びたかったので、日中働ける夜間部を選択しました。自分で学費を払うことで、先生の言葉も一言さえ聞き逃したくないという気持ちが強くなり、より集中力を持って授業に臨むことができたと思います。

服部で学んだこと

在学中は、昼間はホテルのキッチン、授業が終わった後も飲食店で皿洗いなどのアルバイトをし、文字通り料理漬けの毎日でした。体力的にはつらい時もありましたが、料理を学ぶことがとても楽しく、全く苦にはなりませんでした。

服部では調理技術はもちろん、栄養学、食品衛生学、公衆衛生学など、理論を学べる講義も非常にためになりました。手洗い一つとっても「なぜ手洗いが必要なのか」その重要性を理解していないと、その行為が疎かになると思います。特に、衛生について体系的に知識を習得することは人の命に係わることでもあり、食べ物に携わる仕事に就く上で、大切なことだと思います。こういったことを、仕事を始めてから独学で学ぶことはむずかしく、学校で授業を聞くことが一番効率的だと実感しています。

先生や同級生とのつながりもかけがえのない財産です。今でもクラス会で定期的に集まり、互いの近況報告をしあったり励ましあったり、本当に良い関係が続いています。

年に1回の学園祭にも毎年行っています。今年は同級生が学園祭で講習会をするらしいんです。良い刺激になりますし、活力も湧いてきます。

今のお仕事について教えてください

現在、ハンガリー料理専門店「ジェルボー東京本店」の料理長として、ランチ・カフェ・ディナーと幅広い時間帯でお客様をお迎えしております。

ハンガリー料理と聞くと馴染みが薄いかと思いますが、どこかホッとする優しい味で、日本の方にも美味しく召し上がっていただけると思います。代表的な料理に“グヤーシュ”というものがあるのですが、ハンガリー産のパプリカや玉ねぎ等の野菜と牛肉をじっくり煮込んだ料理で、白いご飯にかけたくなるような味わいです。

料理の道に進んで約24年経ちましたが、様々なジャンルの料理を経験し、今やっと理想とする料理に出会えたと思っています。当初はフレンチやウェディング等のスタイリッシュな料理を求めた時期もありましたが、徐々に、派手さはないものの優しくて飽きずに食べられる、普遍的な料理を目指すようになりました。
ハンガリー料理はそういった意味で、理想にぴったりで、自分なりに研究し模索しながら料理と向き合っています。

これからの夢・目標

今、お客様から言われて嬉しいのは「この料理、富永さんらしいね」という言葉。

作らされた料理ではない自分の思いを込めて作った料理は、その料理に人柄が出るし、料理も自然体でおいしいと思います。そんな料理を今後も目指していきたいです。

ハンガリー料理は例えるなら、老舗の洋食屋さんが作る昔から変わらない味、そんなイメージです。まだまだお店も少ないし、食べたことが無い人も多いですが、もっと色々な方に知ってもらいたい、と思います。

“安心して召し上がっていただける料理”も関心があるテーマの一つです。できる限り、次世代の子供たちに安心で安全な食材を提供できる環境作りをし、またそんな店でありたい、そのために何ができるかが今後の課題です。

入学を検討している方へアドバイスをお願いします

飲食業の仕事に携わり一つだけ伝える事があるとすれば、素直な気持ちを持ち続けて欲しいということです。素直な気持ちで学び吸収し、素直な気持ちで食材の恩恵に感謝する気持ちが人への感謝につながり、その人柄が料理を形成する思います。

また、調理師になろうと思った時、独学で日々勉強することもできますが、集中して学べる機会はそうはありません。年齢を重ね色々経験した今でも服部に行って良かったと自信を持って言えます。ぜひ入学されて食の大切さや知識を学んでください。そして将来行って良かったと思える素直な気持ちを持ち続けてくださいね。

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