卒業生の声 渡邉 純子さん

Graduate's Voice

服部学園と出会えて、
やっと自分のやりたいことができるようになりました!

株式会社ポッケ
渡邉 純子さん

栄養士科卒(2008年3月)

理容室を営む家に生まれ育ち、16歳で理容師デビュー。でも「何かが違う」と2年ほどで転職し、広告制作の世界に入ったけれど、まだ納得が」いかない・・・・・。仕事を続けながら、服部学園で栄養士の勉強をして、やっとやりたいことができるようになったという渡邊さん。その道のりとは?

より社会に貢献できる自分になりたくて

理容師の仕事をしながら、「もっと社会貢献できる仕事がしたい」と思っていた渡邊さん。そこで、イラストという特技を活かして広告制作の世界に入り、健康関連の情報サイトを作る会社に就職した。でも、「自分のイラストやデザインが、多くの人に大切な情報を伝える手助けになるという意味では、社会貢献になるとは思えたのですが・・・・」、それだけでは満足できなかった。

もともと、お兄さんがアトピー性皮膚炎だったことから、食や栄養に関する意識の高い家庭に育った渡邊さん。そんな自分にとっては当たり前の知識も、一般には意外に知られていないということには気づいていて、教えてあげたいという気持ちは持っていた。その思いが、健康情報サイト制作に携わるうちに膨らみ、「イラストやデザインだけでなく、健康に役立つ情報そのもを自分で作り発信できれば、より社会に貢献できる。そのためにきちんと勉強したい」と思うようになった。

栄養士の学校に行こうと決めたのは20代の半ばだった。だが、中学卒業後、すぐに理容学校に進んだ渡邊さんは高校に行っていない。栄養士の学校に入るには高卒認定の取得が必要で、まずそのための勉強をした。晴れて高卒認定を得て、服部学園の栄養士科に入学したのは20代も後半だった。入学にあたっては、昼間の学校に2年も通うのだから、会社は辞めなければと覚悟した。でも、会社では「夕方から来ればいいよ」と、放課後の出社で可能な範囲の仕事を続けさせてくれた。「とても有難いことで、本当に感謝しています」と渡邊さんは言う。

服部栄養専門学校の姿勢に共感し、楽しく学んで夢をかたちにできた

渡邊さんが数ある栄養士の学校の中から服部学園を選んだのは、「世の中に食や栄養の重要性を伝えていくことで、より幸福な社会にしていこうと力を尽くしている点が、自分の思いと重なったからです」。そして、学校と仕事を両立させることは、「もちろんラクではありませんでしたが、知らなかったことを知る喜びにあふれていて、とても楽しくて充実した日々でした」。

例えば、特に好きだったのは生科学の授業。「化学式を多用するなど、最初は難しかったのですが、人間の体の仕組みがよくわかり、面白くてたまらなくなりました」。また、保育園の栄養士さんのお手伝いを体験した校外実習では、「自分の作った食事やおやつを子供たちが目の前で食べてくれるので、ナマの反応がとても勉強になりました」。

さらに、クラスメイトたちとの交流からは「人間的にも成長できました」。社会人入学の仲間もいて、渡邊さんよりずっと年上の人もいたが、8割を占めるのは10歳も年下の仲間だった。「ジェネレーションギャップに悩みながらも次第に打ち解けて、よい友達になれたことは、得がたい経験だったと思います」。

昨年、卒業してからは元の勤務体制に戻り、服部学園で学んだ知識を妊娠・出産・育児情報サイトなど活かし始めた渡邊さん。「少しずつですが、やっと、やりたかったことができるようになりました。これからも食や栄養に関する大切なことを多くの人に知ってもらい、健やかな家庭を応援していきたいです」と燃えている。夢を諦めずに頑張り続けてきたその姿はとても眩しかった。

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