【取材レポート】「食育」に深い関心をもつ中学生・えまちゃんをご紹介します!

今回は、服部学園が推進している「食育」に大きな関心を寄せている中学生、藤岡笑愛(ふじおかえま)さんにインタビューしました。
食に関心を持つきっかけや、家族から受けている影響、さらに本校のオープンキャンパスに参加した感想など、幅広くお話を伺いました!
(以下、親しみを込めて“えまちゃん”と呼ばせていただきます)
えまちゃんは「食育」にとても関心を持っている中学生です。
お祖母さまが食育インストラクターで給食の調理、お母さまが保育士で食育インストラクターという家庭環境の中で、幼いころから味覚の発達に気を配られて育ってきました。
小学生の頃には、前校長・服部幸應先生が監修した食育ツアーに参加し、参加者の一人として表彰されたことも。その出会いが服部学園とのご縁のきっかけになりました。さらに、前校長先生や服部学園が関わる「食育推進全国大会」にもこれまで何度も参加されています。
今年8月にはオープンキャンパスにも足を運んでくださったえまちゃん。
そんな、えまちゃんとご家族に、今回インタビューをさせていただきました。
えまちゃんに聞きました!
今回参加してくれたオープンキャンパスはどうでしたか?
にぎりずしのデモンストレーション、出汁の飲み比べ、雑穀米についての講義に参加したのですが、本格的なお寿司のシャリの硬さや、関西では甘酸っぱいお寿司ですが、東京では酸っぱさがあり、地域の違いをはじめて体験しました。
特に出汁の講義に興味をもちました。もともと和食も出汁も大好きで、特にかつお出汁が好きです。塩の配合を変えたり、合わせ出汁にすることで味わいが変わることが面白く、どの出汁もとても美味しかったです。
雑穀米の講義では、体調に合わせていろいろな雑穀をブレンドできることを学ぶことができ、これからの食卓に取り入れて行きたいと思いました。
これまでどんなふうに「食育」に関わってきましたか?
学校では給食委員を担当し、皆の好き嫌いの多さを感じています。
小学生になって初めて借りた本も、献立や料理に関わる本でしたし、日頃から食育や栄養に関して学んだことを、授業の後や休み時間などに家庭科の先生や友だちに話したりもしていました。
服部幸應先生とは、食育ツアーに参加したときに少しお話しできて、一緒に写真を撮ってもらったことがあります。先生の本がとても面白かったので、お会いできてうれしかったです。でも、昨年亡くなられてしまったので、食育インストラクター3級を取ったことを直接お伝えできなかったのは残念でした。
日頃から気を付けていることはありますか?
お母さんに食べたいものを伝えるときは、いつも栄養のバランスを考えて具体的な食材名で伝えています。たとえば、タンパク質が足りないと感じるときは卵を食べたいと伝えたり、お昼に給食でオムレツが出たときは夜は卵料理でないものをお願いしたり。
食べるものを買うときも、必ずパッケージを見て食材や添加物などをしっかり確認してから買うようにしています。
自分で作ることより栄養を考えて勉強することの方が好きです(笑)
好きな食べ物は?
黒豆が一番好きです!ほうれん草のゴマ和えなどの野菜が好きで、たんぱく質では肉より魚が好きですが、服部で知った「多幸豚(たこうぶた)」はとても美味しかったです。魚料理では、特にブリの塩焼きが好きで、米は七分づき(しちぶづき)のものが甘味があって好きです。
将来やってみたいことや叶えたい夢はありますか?
やはり食や栄養に関わる仕事に興味がありますが、ピアノを習っていて音楽に関する仕事にも興味があります。
ご家族に聞きました!
えまちゃんが「食育」に興味をもっている様子をどのようにご覧になっていますか?
「3歳までが味覚を育てる大事な時期」と意識して、小さい頃から食べることに気を使ってきました。自分から食育や栄養に興味をもってくれていることはとても嬉しいですし、そうして学んだことや体験したことが生涯にわたって役に立つ財産となってくれればと願っています。
将来の夢も色々あるようなので、好きなことを好きなだけやって欲しい!と思っています。
さいごに…
インタビューの最後には、服部学園に対する印象についてもお話してくださいました。
「いつ訪れても学内は清潔で機器は磨き上げられていて、学生の皆さんもいつも笑顔で接してくださる。プロを目指す意識の高さを感じられ、とても感心しています。」
と、嬉しいお言葉をいただきました!
今回のインタビューを通じて、えまちゃんが「食育」に強い関心を寄せていること、そしてその背景にはご家族の日々の工夫や温かな食卓があることが伝わってきました。
さまざまな夢に向かって挑戦する姿勢はとても頼もしく、えまちゃんのこれからの活躍に期待しています。
そして、服部学園も全力で応援していきます!
