こんにちは。
毎日暑いですね。
いかがお過ごしですか?

さて今回のテーマは
アイアンシェフスペシャルに登場していた
アメリカ代表チームキャプテンのエリック・ジーボルド氏。
6月28日、アメリカ大使館と当校の共催授業で
在校生向けに講義をしてくれました。
現在、ワシントンのマンダリンオリエンタルホテルにある
「City Zen」のエグゼクティブシェフを務める
エリック・ジーボルド氏。
アジアの料理にも造詣が深いジーボルド氏は
お客様のすぐそばで仕上げる
フォワ・グラのしゃぶしゃぶをはじめ、
天ぷらなどの技法や食材の面でも日本料理を
取り入れています。

先日のアイアンシェフでも
審査員のコメントに「ありがとうございます」と
日本語で答えるなど、日本への関心を感じさせてくれました。
実際シェフのお店でも日本人の料理人が
一緒に腕をふるっているそうです。

現在はアメリカの伝統的な料理も積極的に
自分の料理に取り入れ、アメリカ大陸が長い期間かけて
はぐくんだ料理の歴史を広めていらっしゃいます。
アメリカ国務省が選んだアメリカを代表する
シェフの1人です。

ジーボルドシェフの講義に聞き入る学生たち

ジーボルドシェフの講義に聞き入る学生たち

シェフの講義はアメリカ料理の歴史を中心としたもの。
広大な大地、様々な国からの移民の歴史を持つアメリカならではの
様々な影響が、それぞれの土地の食文化にも根ざしています。
日本にもその土地ごとに郷土料理があるように、
アメリカにも土地ごとの特色があるんですね。

後半の30分くらいは未来の料理人である
在校生に向けたメッセージ。
ジーボルド氏自身が経験してきた料理人人生の中で培われた
料理人としての在り方を情熱的に語ってくれました。
アメリカを代表する料理学校である
The Culinary Institute of America(CIA)で料理を
学術的に学ばれたジーボルド氏ですが
「The French Laundry」でともに働いた師である
トーマス・ケラー氏から学んだ料理人としての人生観が
強く影響しているようです。
やはり、共に働く人から学ぶことはとても多いんですね。

「失敗することを恐れず、自ら積極的に仕事に挑戦すること」の
大切さを教えてくれたジーボルドシェフ。
「労働力レベルは世界中どこでも
ほぼ同じ程度の力を持つようになり、
個人の力を磨く努力が欠かせない時代になってきている。
同じ仕事をする人はたくさんいるし、自分がその仕事をしなければ
その仕事をする人はいくらでもいる。
自ら積極的に仕事をつかんでいく、そんな意気込みが必要」
と学生たちに熱いメッセージを送ってくれていました。

当校校長・服部幸應と記念撮影

当校校長・服部幸應と記念撮影

もうすぐ、アメリカ大使館から
ジーボルド氏の情報が発信されるそうです。
ぜひそちらもチェックしてみて下さいね。