卒業生の声　池ノ内 佳苗さん

大学で管理栄養士を取得してなお、調理師科に入学しようと思った理由を教えてください

私は大学に通っていた頃から、料理研究家になるという夢を持っていました。管理栄養士の資格を取って努力を重ねれば、夢はきっと叶うと思っていたのですが、大学での勉強は生化学や栄養学などの座学が中心で、調理実習は2週間に1度程度。しかも基本の料理または専門的な病院食でした。一方、美味しい料理を作るためには調理師の知識と技術が必要です。自分の理想とする料理研究家になるためには管理栄養士だけでなく、調理師の資格も必要だと思い、入学しようと思いました。

なぜ服部栄養専門学校を選んだのでしょうか

調理師の資格を取るために学校を調べているときに、服部栄養専門学校のホームページを見て印象が良かったのは鮮明に覚えています。服部で学べることを調べていくうちに、自分が身につけたいと思っていた技術、知識、人脈等も得られそうだと確信できたので選びましたね。

実際に入学してからは、校外学習で有名な料亭での実習や有名な先生にも教えていただきましたし、この学校を選んだのは間違っていなかったと思います。

現在の仕事について教えてください

ABCクッキングスクールでの講師や自宅での料理教室、（株）クックパッドダイエットラボにてダイエットカウンセリングの経験をいかし、現在はデリカテッセンの経営や血糖コントロールのサービスなどの事業を展開しています。2021年に銀座にオープンさせた「Gi Deli」は、「血糖値」と「GI値」に着目したデリカテッセン。管理栄養士が監修する全てのお惣菜は、血糖値の上がりにくいものばかり。栄養学を学んだスタッフが、毎日店内で調理しています。またヘルステック事業として、医療機器を使って測定した血糖値を自社のスマホアプリと連動させ、管理栄養士がアドバイスする仕組みを立ち上げました。手軽に低GI食品を取り入れられる「Gi Deli」を全国へ広め、皆さんが健康な日常を送ることができるようサポートしたいと思っています。

卒業後のクラスメイトとの関係はいかがですか

今でも頻繁に会って仲良くしているクラスメイトが二人います。私の料理教室にも通ってくれていますし、料理教室のことをSNSで宣伝もしてくれているので、本当に感謝しています。

また、主人が経営している寿司屋では同級生が働いています。「誰か一生懸命やってくれるいい人はいない？」と聞かれ、私が紹介した人なのですが、同じ飲食の世界で同級生が頑張っている様子を知ると刺激にもなりますし、モチベーションにも繋がっています。

最後に服部栄養専門学校に入学を考えている人にアドバイスをお願いいたします

有名な先生に直接教わる機会もありますし、普通の学校ではなかなか経験できない「そば打ち」や「鱧を捌く」など、幅広い勉強ができたことは今でも私の財産になっています。資格を取得するためのサポートもしっかりしているので、飲食の世界でやりたいことがあるのであれば、自信を持ってオススメできる学校です。