卒業生の声 松野 エリカさん

Graduate's Voice

目的はただひとつ。
人々の幸せを「食」で作ること。

ビューティークッキングサロン「ERICHE」
松野 エリカさん

栄養士科卒業(2011年3月)

松野 エリカさん

料理に興味を持ったのはいつでしたか?

母が料理上手で、子どものころから食べることや作ることが好きでした。親子料理教室に連れて行ってもらったりして、小学生くらいから料理に興味がありましたね。その延長で、食について学べる短大の家政学部に進学しました。

短大卒業後に専門学校で勉強したのはなぜですか?

高校生から短大までの5年間ほど、芸能の仕事のためダイエットをしていました。方法はとにかく「食べない」こと。肉魚、炭水化物を一切とらないという過酷な生活を送っていました。周りの子はみんな綺麗で可愛いし、マネージャーからも痩せるようやんわり言われるので、焦って無理なダイエットを続けていたんですよね。たしかにそれで激痩せしましたが、肌荒れや便秘、疲れやすさ、何より食べることが好きなのに食べられないストレスでしまいには体を壊してしまって。健康からかけ離れた生活を見直したくて、モデルをやめてもう一度「食と栄養」について学んでみようと思いました。

ダイエットで苦しむ女性をなくしたい、みんなが健康になれる食を学べる料理教室をやりたいという夢を抱き始めたのはその頃です。「30歳で料理教室をやる」と目標をたて、8年後に開業するために何をすればよいのかを考えました。ちゃんと基礎から教えてくれて、栄養士の国家資格がとれる場所として、服部栄養専門学校への入学を決めました。

服部栄養専門学校を選んだ理由は?

服部栄養専門学校は知名度も高く、高校生のときに短大か専門か迷っていたときに検討していた学校でもあったので安心感がありました。
あらためて入学を検討して複数の専門学校を見学したのですが、他校に比べて圧倒的に設備の充実度と綺麗さが優っていました。また、先生が自ら見学者を案内し細かに質問に答えてくれて、手厚くフォローしてくれそうだなと好印象でした。生徒さんも気合の入った人が多い気がします。

服部で印象に残っている授業は?

入学の一番の目的だった「栄養学」は毎回本当に楽しかったです。それから印象に残っているのはキャリアデザインの授業ですね!料理人だけでなく栄養士、食品メーカーの方、料理教室をやっている方、食に関するさまざまな外部の方が講義をしてくださる授業です。いろんな働き方があることにワクワクがとまらなくて、ノートを必死にとりました。将来自分で開業をしたいという目標のある私にとってはまさに夢のような時間でしたね。

一方、生化学はちょっと苦手で、解剖実習では泣きそうになっていました。でも栄養士になるためのカリキュラムとして必須なのでがんばりました(笑)。服部の先生の教えで深く心に残っているのが、「料理にずっと携わっていくなら舌に投資しなさい」という言葉。食のプロは感覚を鈍らせたら終わりだという教えが今でも自分の軸になっているので、時間があれば積極的に食べ歩きをしています。

服部を卒業後、どのような経緯で料理教室オープンにいたったのですか?

最初は調理の現場に就職しました。しかしそれが本当にハードな職場で。朝出社して終電で帰って休みはほとんどなし、というような大変な環境で、1日14時間勤務、14連勤といったこともたびたび。将来の開業資金をためるために働かなきゃと思いながらも体はかなりしんどくて、28歳くらいで退職することになりました。

その後、事務として企業に再就職したのですが、その企業がちょうど海外展開を進めているタイミングだったので、自分の食の知識やアイデアを生かした企画を社長にプレゼンしました。マクロビ系のスイーツブランドをドバイで展開するという企画です。それが通り、海外での仕事が始まりました。2年ほどドバイと日本を行き来し、計画は順調に成功の軌道にのりました。しかしその頃、検診で婦人科系のガンが見つかってしまって。あまりに激務すぎて病院に行く時間もなかったため癌が進行をしていて、検査後すぐに入院、即手術となってしまいました。ドバイで任されていた仕事に責任もやりがいもありましたし、何よりいずれは独立開業という夢があった。こんなに頑張ってきたのになぜこんなことに…と、病床でひどく落ち込みました。
静養し落ち着きを取り戻したころ、これも大事な経験だと考え直しました。癌と闘っている女性、悩んでいる女性はたくさんいる。そんな女性たちのためにも、健康な食事を学べる料理教室は必要だと。教室開設が使命だと思うようになりました。

ビューティークッキングサロン「ERICHE」はどんな料理教室?

「食べてキレイにダイエット」をコンセプトに、⼩⻨粉・⽩砂糖不使⽤のスイーツ作りや季節ごとにテーマを決めたお料理をレッスンしています。また、オンラインサロンでは動画レッスンやライブ、美容栄養学の配信などもしています。
教室を立ち上げたのがちょうど食の健康志向が注目され始めた時期だったので世の中に受け入れられ、おかげさまで順調に発展を続けています。
当初は料理中心でやる予定だったのですが、生徒さんからのニーズにお応えしていたらお菓子の割合が高くなってきました。できるだけ近所のスーパーで手に入る食材とボウル一つでできる方法を考え、食を通して美しく健康になるお手伝いをしています。

今の楽しさ、やりがいについて聞かせてください。

服部に通い始めたころの自分には何もありませんでした。正直、学校に通い続けられるのだろうか、卒業していつか料理教室なんか実現できるのだろうかと思うと怖かった。でもあのとき踏み出して本当に良かったと心から思います。

高校のころから、将来自分で何かやってみたいという思いがありました。普通に短大でてOLやって一生を過ごすのが安心、という概念にどうしても抵抗があったんですよね。だから手に職があること、「食」の知識や技術を身につけることは、自分のやりたいことを実現するために絶対に必要なことでした。
人のからだは食べたものでできており、⾷べることは⼀⽣続く営みです。だからこの知識はどんな時代にも必要とされます。そして食は生きるためだけでなく、人の心を豊かにし、人々をつなぎます。私の目的はただひとつ、人々の幸せを「食」で作ること。集まってくださる多くの生徒さんの笑顔に、毎日幸せを感じています。

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