卒業生の声 宮本 龍典さん

Graduate's Voice

美味しいもので
人を元気にしたい!

南国酒家
宮本 龍典さん

調理ハイテクニカル経営学科2年卒(2010年3月)

心理学を学ぼうと大学に入ったが、飲食店でのアルバイトを通じて心はゆれており、学問よりも美味しいもので人を元気にすることに魅力を感じるようになっていた。自分の思いを信じて進路を考え直し、本当に望む道へ進んだ。

あっという間 でも思い出深い2 年間

せっかく入った大学だったが、本当にやりたいことをみつけた宮本さんは、数ヶ月で休学。飲食店でのアルバイトを重ねながら、気持ちを確信すると、退学し服部学園に入学した。

服部を選んだポイントは、就職に強いという点だ。昼は学校、夜はアルバイトに励んだ2年間は、あっという間に過ぎたという。授業の前にも実技の練習に通ったのでハードだったが、時間外にも指導をしてくれる先生方や同じ道をめざす友人たちに囲まれて、楽しい2年間だったという。特に思い出深いのは、実技の試験や世界料理サミットのようだ。

実技の試験は厳しくて、近づくたびにプレッシャーを感じた。「一人暮らしをしていた自分の部屋に仲間が集まって、一緒に練習をして乗り越えました。練習に使った食材を料理して皆で食べたのもよい思い出です。」と言う。ちなみに特に難関だったのは、大根のかつらむきや、生クリームの絞りのようだ。

世界料理サミットは、世界のトップシェフが東京に集結し、デモンストレーションを展開した大イベント。服部校長が委員長・理事を務め、宮本さんはスタッフとして参加した。「スタッフといっても物を運んだぐらいで、ただただ目の前で見る世界的な料理人たちの技に圧倒された3日間でした。」と話してくれた。

明るさと負けん気でその先へ

服部学園で貴重な経験を積みながら、中国料理の道を選び、一流中国レストラン「南国酒家」に就職した宮本さん。まず、なぜ中国料理だったのか。「中国の調理の大胆さ、かっこよさに惹かれたんです。激しく上がる炎など、おおーっと思うじゃないですか(笑)。」美味しさに加えてパフォーマンスでも、人を元気にしたいと思ったようだ。
では、就職活動はどのように進めたのか。

「南国酒家には注目しており、調理場を見たいと思っていました。服部の先生の紹介で、願いが叶って訪問できたのですが、行ったらいきなり採用試験だったんです。びっくりしましたよ(笑)。でも、会社説明を聞き、地産地消に力を入れていることなどを知って、自分の思いと同じだったので、ぜひここで働きたいと思ったんです。」
見事に合格して入社。今、1年余りが過ぎたところというわけだ。

さて、その職場では、「1日の半分以上は肉体労働。足腰は痛くなりますし、先輩方に怒られて悔しい思いもしています。」という宮本さん。でも、持ち前の明るさと負けん気で、頑張っているのがわかる。「たしかに1年過ぎてかなり慣れました。でも、今年から後輩ができたので、追い越されたくないですし、いいところを見せたいですから、気は抜けません。」

そんな宮本さんの夢は、自分のお店を持つこと。「小さな店でよいので、幸せな結婚をして、夫婦でやっていけたらなと思っています。」行けば必ず元気になれるお店になることは、きっと間違いないだろう。

関連情報

南国酒家 服部食育クラブ会員紹介ページ

http://www.shokuikuclub.jp/members/member_detail?id=191

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