卒業生の声 中林 洋平さん

Graduate's Voice

「いつでも戻っておいで」という先生の言葉が忘れられない

ダウンステアーズ コーヒー
中林 洋平さん

調理師本科夜間部(1.5年)/2017年卒業

中林 洋平さん

大学時代、イタリアンレストランでのバイト経験を経て料理の面白さに目覚めるも、一旦は小売大手に新卒入社。その後、上司の言葉をきっかけに料理の面白さを思い出し、服部学園のオープンキャンパスに参加したことで気持ちが再熱。服部学園入学後は、並行してレストランでも料理修行を行う。卒業後は、将来カフェをやるためにコーヒーの知識を得たいと、ラテアート世界チャンピオンがプロデュースするカフェ「ダウンステアーズ コーヒー」で修行中。

一度は一般企業に就職も、上司の言葉で思い出した料理の面白さ

大学時代、イタリアンレストランでバイトをした経験があり、そこで料理の面白さに目覚めました。実家が自営業を営んでおり、そのスペースを使って「将来、カフェをやりたい」と漠然と考えていたので、足がかりになればという気持ちもあったんです。とはいえ、レストランのバイトを経験したからといってすぐにお店をやれるわけでもなく、一旦は大学卒業後、一般企業に就職しました。そこで働いているうちに、大学時代に感じた料理の面白さを忘れていたんです。

しかしあるとき、定年退職する上司に「この後のキャリアどうするんですか」と聞くと、「退職して料理の学校に行く」と。その話を聞いて僕も料理がしたかったことを思い出したんです。思い出すといてもたってもいられず、専門学校で料理について学ぼうと、まずは服部学園のオープンキャンパスに参加しました。そこで給付金の説明を聞き、学費の不安が解消されたことで、これからの道筋が具体的に見えたんです。また、学んでいる学生の真剣な眼差しを直接、見られたのも大きかった。というのも、料理を面白いと感じた昔の気持ちが再燃してきたんです。夜間部の授業を見学したので、自分と同じ社会人の方も多く、身近に感じられたことも後押しとなり、服部学園への入学を決めました。

学校に通っている間はずっと、遠足の前日のような気持ちだった

授業では実習だけでなく座学も学ぶわけですが、和・洋・中・製菓と、各担当の先生たちがいい意味で個性的で面白く、わからないことがあったら丁寧に教えてくれる環境でした。その頃はまだ珍しかった低温調理器など、最新器具を使った調理なども教えていただき、深い学びが得られたと感じます。大学の頃は授業も休みがちだったんですが、服部学園での授業は一回も休まず、皆勤賞だったのはちょっとした自慢です(笑)。今でも定期的に会う友人もでき、クラスメイトは年齢もバラバラでしたが、みんな、それぞれの道を真剣に目指していて、刺激もたくさん受けました。

また、在学中はとにかく料理の技術や知識を吸収したくて、学校近くのレストランで、授業が始まるまで働かせてもらいました。スケジュール的にはこれまでに体験したことがないぐらい忙しかったんですが、遠足の前日みたいな気持ちでずっとワクワクしていましたね。

あと、思い出すのは、服部学園の卒業式。すごく感動して…。卒業式の後にパーティがあるのですが、いろいろな先生方が丁寧に挨拶してくださるんです。最後に、先生からいただいた「困ったらいつでも服部に戻っておいで」という言葉は忘れられません。

ラテアートの世界大会出場という新たな目標もできた

現在は地元に戻ってカフェをやるため、コーヒーのおいしさに感動した今の職場で修行中です。

在学中から働いていたレストランで、一通り、メイン・前菜の調理をはじめとしたキッチン業務を経験できました。ただ、調理技術はある程度身についたものの、カフェをやりたいと思っているのにコーヒーのことをまったく知らない。そこで、レストランを退職し、コーヒーの勉強をしようと考えました。退職にあたり、同僚の先輩が六本木のレストランでお店をやっているということで、そこで送別会をやろうという話になったのですが、これが転機でした。当日、僕は現地に早く着いてしまったので、どこかで時間を潰そうと調べて辿り着いたのが、今働いているカフェ。コーヒーのおいしさに感動し、よくよく調べてみると、ラテアートの世界チャンピオンがプロデュースしているお店でした。ちょうど求人募集をしており、運よく入ることができたんです。

現在のお店では幸運なことに、これまでの料理の知識を活かしてフードメニュー作成を担当させてもらい、原価から考えて商品化に向けた提案もできる環境です。コーヒーの知識だけでなく、カフェ運営のノウハウも学んでいるところ。また、ラテアートにもはまり、世界大会出場という新たな目標もできました。

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