卒業生の声 嶋崎 恵里奈さん

Graduate's Voice

服部に入学し、お弁当屋の軸となる中華料理に出会えた

日常軒
嶋崎 恵里奈さん

調理師本科(昼1年)/2018年卒業

大学卒業後、株式会社スープストックトーキョーに新卒入社。仕事をする中で一からメニューを考案して料理を作れるようになりたいという思いが芽生え、当時好きだったドラマの料理指導をしていた服部学園に入学。現在のお弁当屋の軸となる中華料理に出会う。卒業後は、中華料理店で修行。その後、コロナでリモートワークに切り替わった友人にお弁当と豚まんを作って渡したのをきっかけに、お弁当屋を始める。店名には「日々の食事を支えるお店」でありたいという想いを込め、日常軒と名付ける。

誰かの役に立っていると実感できること。それが自分のお店を持つこと

「目の前のこの人」を喜ばせるために自分のお店を持ちたいと思ったのが、服部学園を選んだ理由のひとつでした。

元々、大学では国際協力を学び、海外ボランティアなどにも参加していたのですが、国や地球規模などスケールの大きい話が多く、やることがもっと誰かのためになっていると実感できることをしたいと思いました。その手段として将来、自分のお店を持ちたいと考えていたんです。

そこで、まずは店舗運営の知識を得たいと、大学卒業後は飲食チェーンに入社。ただ、仕事をする中で、すでにレシピが決まっている状態ではなく、一からメニューを考案して料理を作れるようになりたいと思いはじめたんです。

主人公の手さばきに驚いた料理ドラマ。料理指導していたのが服部だった

とはいえ、料理を勉強するといっても調理のスキルなどがないため、レストランへの転職などはなかなかハードルが高い。そこで、学校に行けばいいと思い立ち、好きなドラマで料理指導をしていた服部学園へ入学したんです。ドラマでの主人公の方の手さばきがすごくて、調べたら服部学園が料理指導をしているとのこと。服部に行けばこのぐらいできるようになるのかなと思ったんです。

いざ入学してみると、調理技術が身に付くのはもちろん、和・洋・中・製菓とすべてのジャンルを幅広く学べるため、入学後に自分の興味の幅を広げられました。なかでも、現在のお弁当屋にもつながる中華料理に出会うことができた。というのも、これまで中華のことをぜんぜん知らなかったからこそ、学んでみて初めて知ることが多く、一番発見があったんです。包丁の使い方も服部学園で学んだことが本当に活きていて、テストに向けて頑張って特訓した技術は、学校に行かないと身につきませんでしたね。

お弁当と豚まんを作って友人に渡したのが、日常軒を始まり

卒業後、中華屋でバイトを始めたのですが、コロナの影響でお客さんが少なくなり、暇な時間ができました。その頃、ちょうど近所に住む友人もリモートワークに切り替わったタイミングで、あるとき「お弁当を作ってほしい」と頼まれたんです。そこで、お弁当と豚まんを作って友人に渡したのが、今思うと、日常軒のきっかけでした。

作ったお弁当の写真はSNSにもあげていたのですが、ありがたいことにダイレクトメッセージで問い合わせもいただくようになって。問い合わせてくださった方に、配達していました。よくよく考えてみると、お弁当であればオープン前に調理をまとめて仕上げ、あとは盛り付けて売ればいい。一人でもできると思ったんです。これが、定食屋だと注文ごとに料理を作る必要があるので、一人でやるイメージは湧かなかったのですが…。

タイミング良く、ちょうど知り合いの美容室の方が分室として使っていた建物を手放すということでお声がけいただきました。パーソナルトレーナーをやっていた夫は二階で、そして私は一階でお弁当屋を始めることにしたんです。

店名には、食欲がない、食べたい気分ではないときも含めて「日々の食事を支えるお店」でありたいという想いを込めて日常軒と名付けました。

現在は、お弁当屋としての営業は週に2日。それ以外は、日曜日、飲茶の営業をしています。お弁当のお渡しは11時半から12時半までの一時間。飲茶の営業は13時から17時までなので一週間で見ると、お店として開いている時間は少ないかもしれません。ただ、お弁当の仕込みに丸一日かかるので、営業日の前日をその時間に充てています。以前は週5日で営業しているときもありましたが、睡眠時間などが削られてしまったので、今のペースに落ち着きました。

飲食店と聞くと、忙しいイメージを持つ方もいるかもしれません。ただ、長く続けるためには、自分に合ったペースで働くことも大事だと私は思います。

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