卒業生の声　清水 夏海さん

調理師になりたいと思ったのはなぜ？いつ頃から？

実家では蕎麦屋を経営しており両親とも料理人なので、幼い頃から料理が身近でした。自分が作った料理を家族が美味しいと言ってくれるのが嬉しくて、自然と将来は料理を仕事にしたいなと思うようになっていきました。

高校生の頃には、ジャンルもイタリアンに絞って調理師になると目標を定めてアルバイトなども行いました。

HATTORIを選んだ理由は？

アルバイト先のレストランのシェフやスーシェフ、キッチンのスタッフの多くがHATTORIの卒業生でした。どの方も一人ひとり人生設計を明確に持って料理に向き合っている姿がとても素敵で、「自分もこんなふうになりたい」と憧れました。

また、その頃たまたまHATTORIの学生がインターンとしてそのレストランに来ており、実際の学校の様子や雰囲気などくわしくお話を聞くことができたのも良かったです。

将来どんな調理師になりたいのか、どの専門学校を選べばよいのか悩んでいましたが、卒業生や現役学生からの親身なアドバイスでHATTORIで学んでみたい気持ちが固まっていきました。

その後、検討のためいろんな学校のオープンキャンパスに参加してみましたが、HATTORIが一番飾らず等身大な感じで好印象。さまざまな方からのアドバイスと自分の目で見ての印象、総合的に判断してHATTORIに決めました。

HATTORIで印象に残っている思い出は？

特に思い出に残っているのは学園祭での「パン工房」ですね。１日に何千個というパンを他の学科（調理ハイテクニカル経営学科、栄養士科）の学生と協力しあって作りました。まるで本当のパン屋さんを運営しているかのように実践的で、とても楽しく勉強になりました。

実習授業は活気があって有意義でした。他の班よりもクオリティ高く早く作ることを競い合って切磋琢磨。隣の班の料理を試食させてもらって自分にないものを参考にし、みんなで刺激しあった楽しい思い出です。

学生は色々な人がいて年齢もバラバラというのも新鮮で、実はこの体験が就職後にとても役に立っています。実際の仕事の現場では自分より年上のスタッフに指示を出したり、協力をお願いすることも多いのですが、専門学校時代にさまざまな年齢層の方と一緒に過ごしたことでどの年代の方ともスムーズにコミュニケーションをとることができています。

就職先にオリエンタルランドを志望した理由を教えてください。

当初は地元のレストランやホテルでイタリアンをやれたらいいなと漠然と思っていたのですが、HATTORIの授業の一環で東京ディズニーシー ®のレストラン「S.S.コロンビア・ダイニングルーム」に訪問し、喫食体験したことで気持ちが大きく動きました。たとえば、誕生日を迎えたゲストにダイニングとキッチンが協力しながらお祝いをしているのを見て、 見事な連携オペレーションに驚きました。

料理だけでなく、お店全体で人を感動させるところに惹かれ、その一員として働いてみたいと強く思ったのが志望理由です。

現在の仕事内容は？また、仕事の難しさ、楽しさ、やりがいはどんなことですか？

スーシェフとして料理の品質を管理しています。開店前に全メニュー「検食」して味のクオリティをチェックし、店舗の時間帯責任者としてゲストの対応をしています。キャストの調理指導、シフトの調整など労務管理も業務に含まれます。苦労したのは、調理経験のないキャストに大量に作る調理の仕方を教えること。ポイントを押さえながらわかりやすく指導するのが難しいですね。

数カ月に一度変わるメニューは、現場からのアイデアで決まります。シェフと一緒に考え企画を出し、実際に商品化されゲストへ提供されたメニューもあります。昨年、担当する店のメニューに登場したおすすめパスタは私の発案でした。

覚えることが多く責任も大きいですが、お客様から「おいしかったので自分でも作ってみたい」とレシピを尋ねられたり、「また来ます！」と笑顔で言っていただけることが一番の喜びです。

職場としてのオリエンタルランドの魅力は？

シェフの修行時代というと先輩のお手伝いが多かったり、「見て学べ」といった雰囲気というのを良く聞きますが、ここは会社の制度として教育体制やキャリアプランが整っているので、一年目でも手応えとやりがいを感じることができます。

また、朝・昼・夜など時間帯に分かれたシフト制で休日が保証されているので仕事以外の時間も大切に出来ること、産休や育休が取りやすく、女性にとって働きやすい環境であることも重要なポイントですね。将来はシェフを目指して安心して取り組むことができます。

HATTORIで学んで良かったと思うことは？

HATTORIでは、調理道具や服などモノを大事にする精神が身につきます。挨拶や身だしなみや動作なども、他の学校よりも毎日厳しく指導されていると思います。調理技術も大事ですが、このような姿勢が社会人としてとても重要です。自信をもって社会に出るための基本を教えてくれた学校でした。